トチの木は本州ならどこでも生息している落葉樹高木です。天狗のウチワのモデルとなった大きな葉っぱが特徴。木全体が小さな白い花に覆われクリスマスツリーのように垂直に咲きます。
栃木県の木に指定されているように東日本から北日本におおく生息している。
栃の木がある地方では「栃餅」や「栃の実せんべい」などでおなじみかもしれません。秋になると栗に似た実をつけ、日本では縄文時代から食用とされていたそうです。昔は、飢きんの備えとして屋根裏に実を備蓄したり、食べ物のとれない冬に貴重な食料になったとか。そんな栃の木に咲く花からは上質なはちみつも採れるんです。木の実とはちみつ、人々に恵みをもたらしてくれます。栃の実は「不老長寿の実」と呼ばれることも。トチの花独特のフローラルな香りと柔らかな甘さを持っている。
<とち蜂蜜 効能>
喉の痛みに蜂蜜がいいと言われるのもトチ蜂蜜が有名。
ヨーロッパではマロニエのはちみつとしてポピュラなはちみつですが、このマロニエは厳密に言うと「セイヨウトチノキ」で日本のとち蜜とは若干違います。
<とち蜂蜜 特徴>
フローラルな香りがなんせ焦げ目のついたパンに合います。私の一番のおすすめの食べ方は、クロワッサンです。クロワッサンをオーブントースターでこんがり焦げ目がつくくらいに焼いたそこにトチハチミツをかけて食べてみてください。焦げ目がない時はこのフローラルな香りがエグミに感じるのですが、焦げ目をつけると全然味が変わります。絶品です。
<とち蜂蜜 おススメ>
料理・・・・一番はオーブントースターで焦げ目をつけてトチハチミツをぬる、当然トーストやホットケーキにも合 います。和風の煮物系の隠し味にも最適です。
飲み物・・・ヨーグルト系の飲み物に合います。
スイーツ・・・チーズが入ったお菓子作りに合います。
手作りコスメ・・化粧水やクリームに向いています。
<はちみつの栄養成分>
エネルギー329Kcal、水分17.6g、タンパク質0.3g、脂質0g、炭水化物81.9g、灰分0.1g、【無機質】ナトリウム2.0mg、カリウム65.0mg、カルシウム4.0mg、マグネシウム2.0mg、リン5.0mg、鉄0.2mg、亜鉛0.1mg、銅0.04mg、マンガン0.21mg、クロム1.0㎍(マイクログラム)、【ビタミン】ビタミンA カロチンβ1.0㎍、ビタミンB20.01mg、ビタミンB60.02mg、葉酸7㎍、パントテン酸0.12mg、ピオチン0.4㎍
*あくまでもこの数値は目安です。