プロポリスとは|プロポリスについて解説 など

はちみつやローヤルゼリーという言葉は聞いた方も多いかもしてませんが、【プロポリス】はまだ聞きなれないかも?

ミツバチが植物の新芽や樹脂などを集めてに作り出し、その高い抗菌性で外敵やウイルスの進入を防ぎ巣内を無菌状態に保つために使用する物質がプロポリスと言います。

プロポリスの中にはフラボノイドをはじめ各種ビタミン、ミネラルなど健康維持に有用とされている働きを持つ成分を含んでおり、”天然の防衛物質”とも呼ばれています。プロポリスという名は、ラテン語のpro(プロ=防御)とギリシャ語のpolis(ポリス=都市)という語源からきています。

また、プロポリスは古代エジプト時代から人間に利用されてきた歴史を持ち、その抗菌効果は防腐剤としての役割も果たしていました。現在では、特にブラジル産のプロポリスが注目されており、様々な健康効果が研究されています。例えば、抗腫瘍作用や抗酸化作用など、多岐にわたる効能が報告されており、日常生活での健康管理に役立てることが期待されています。さらには、プロポリスの産地や起源植物によって、その成分や効能が異なるため、自分に合ったプロポリスを選ぶことも重要です。特に、ブラジル南西部の「グリーン・プロポリス」はその抗菌性と抗腫瘍作用で知られ、高い品質が評価されています。プロポリスは、巣を守るためにミツバチ自身が生成する貴重な物質であり、その深い知識を持つことで、私たちの健康維持に役立つ可能性が広がるのです。プロポリスってご存知ですか?

プロポリスとの出会い

プロポリスの採取
プロポリスの採取

私がプロポリスと出会ったのは、もう35年以上前(1985年ころ)になるだろうか?うちのじいさんがすごいものがミツバチにはあるんだと言っていたのがこれ。蜂の巣にヤニのようにつけるミツバチが分泌する物質です。

プロポリスの巣箱
ブラジルでのプロポリス風景


このヤニをアルコールでつけて、それを風呂場に入れるじいさん、お風呂場中がプロポリスのにおいで充満、さらにはヤニなので風呂釜にこびりついてとれない始末。
家族からクレームの嵐だったのを覚えています。笑笑

1998年の日本癌学会で、プロポリス研究の第一人者である川崎医科大学名誉教授、大本哲夫博士によって、プロポリスに含まれるアルテピリンCを発表されました。
それにより注目をされるようになりました。

プロポリス
プロポリス

プロポリスについて

プロポリスとは主に植物の新芽やつぼみ、樹皮などから採集したガム状の物質に、ミツバチ自身の分泌物や、ミツロウが加えられた暗緑色や暗褐色をした抗菌性の高い物質です。ミツバチは巣箱の隙間を埋めたり、巣箱の衛生を保つために用います。

ギリシャ語でPRO(=前面)、OLIS(=都市、城)の意味で、「都市を守る」という意味からきています。植物由来物質のため、産地や地域によって、色や成分が異なります。

プロポリスってご存知ですか?その2

プロポリスの特徴

日本で多く飲用されているプロポリスはブラジル産ですが、中でもブラジル南西部で採取されるものは、緑がかった色をしていることから「グリーンプロポリス」と呼ばれ、品質の高いプロポリスとして珍重されています。その理由は、主に2つあります。


一つ目の理由は、ブラジル産プロポリスの成分の特徴にあります。特に抗菌作用や抗腫瘍作用が報告されて以来、各国産のプロポリスの成分分析が行われ、ブラジル産プロポリスが桂皮酸誘導体中心のタイプであることが改めて明らかになってきました。この特徴により、他の地域産のプロポリスに比べ、特有の健康効果が期待されるとされています。

高い防衛本能を持つアフリカ蜂化ミツバチは、巣を守るのに重要な役割を果たすプロポリスを早く、大量に生産します。そのため、アフリカ蜂化ミツバチから得られたプロポリスは高い抗菌性を持つと言われています。

また、プロポリスは古代エジプト時代から利用されており、その防腐作用はミイラ作りにも用いられました。近年の研究では、プロポリスが糖尿病の初期症状の予防にも寄与する可能性が示されており、広範囲にわたる健康効果が再評価されています。このようなプロポリスの多様な効能から、私たちの健康管理において重要な役割を果たすことが期待されます。

プロポリスも有効性の研究

ブラジル産プロポリスについては、起源植物の解明や成分の研究に加えて、抗菌、抗ウイルス、抗腫瘍、抗酸化、抗炎症、抗アレルギーなどの様々な作用に関する研究の成果が報告されてきました。さらに近年、ヒト試験による信頼性の高い研究も進んでおり、抗酸化作用をもつことや花粉症の症状を軽減させることなどが報告されました。特に、ブラジル産プロポリスに含まれるアルテピリンCは、抗腫瘍活性や免疫調整作用が確認されており、がん治療における補助療法としての可能性も探求されています。また、プロポリスが持つ抗菌作用は、一般的な感染症の予防にも寄与することが期待されており、特にインフルエンザや風邪の季節には、大変注目されています。これらの研究成果は、プロポリスが現代の健康維持において重要な役割を果たす可能性を示唆しています。

加えて、ブラジル産プロポリスは、起源植物の多様性により、特定の健康効果が異なります。その中でも、ポプラやキク科の植物から得られるプロポリスは特にフラボノイドが豊富に含まれ、抗酸化作用が優れています。このようなプロポリスの成分や特性を理解することが、今後の健康材料選びにも役立つでしょう。さらに、プロポリスの摂取方法や利用法の多様化も進んでおり、サプリメントや飲用製品、外用剤としての応用が広がってきています。研究が進むことで、プロポリスの新たな効能や効果的な使用方法が明らかになることが期待されます。

特に注目すべきは、プロポリスの有用性が古代エジプト時代から知られていたことです。その時代から、抗菌作用や防腐効果が利用されてきた歴史があり、現代の科学でもその効果が確認されています。今後もさらなる研究が進む中で、プロポリスが持つ未知の効能が発見されることを期待している人々が多くいます。プロポリスは、私たちの生活において重要な健康資源となる可能性を秘めています。