日本ではニュージランドのはちみつと言えば、ほとんどの方がマヌカハニーと言うほど有名になったが、はちみつとしては、クローバー蜂蜜がほとんどで、マヌカ蜂蜜は1700トンくらいしかない。実際私がニュージーランドに最初に訪れた時も、ニュージーランドで有機栽培の花から採取したはちみつをBIOGR(バイオグロ)が認定したという話があってニュージーランドのはちみつに出会ったのもクローバーハチミツであった。
もう30年近く前になるだろうか?ニュージーランド現地の養蜂家さんを回っているときにマヌカハニーというはちみつがあると紹介を受けた。
現地のマオリ族とう種族が昔なら薬効があるとして食べてきたはちみつで、これのも・コレニモ・これにも 効く!っといった内容で、紹介してきた人間も笑いながら話していたので、私の話を流しながら聞いた記憶がある。
どこの国にもこの手の話はあり、神秘のお薬的にはちみつを持ち上げることはよくよくあるので「なわけない—。やん」として受け止めていた。
そのころニュージーランドのはちみつといえばクローバーのはちみつが有名でっていうかクローバーはちみつしかなっかった。養蜂家はみなクローバーのはちみつを採蜜して、国内外に販売していた。
そこが私とマヌカハチミツのファーストコンタクトとなった。
マヌカハニーとは何?
マヌカハニーとは【はちみつ】であるが、主にニュージーランドに植生するマヌカという植物の花蜜で、それもミツバチが集めてはちみつとなったもの。通常のはちみつと比べて、マヌカハニーは高い抗菌作用があると言われてます。高値で取引されるマヌカハニーは、不正流通がしばしば問題に。そのため、ニュージーランド政府はUMFハニー協会により、マヌカハニーの品質や価格を厳重管理するといった対策をしています。
マヌカハニーと普通のはちみつと何が違うの?
よく質問があるのが、普通のはちみつと何が違うの?という質問
ニュージーランドのごく一部の地域で原生するマヌカの木からミツバチが集めた蜂蜜である。
先住民のマオリ族はマヌカを「復活の木」と呼び、古くから万能薬として健康維持に役立ていたと言われています。
そのマヌカの花から採れるはちみつが、マヌカハニーです。
マヌカハニーが普通のはちみつと違う点は、高い抗菌力(抗炎症力)と報告されています。
マヌカの原産国となる ニュージーランドでは医療機関でも用いられているようです。
マヌカハニーの成分
マヌカハニーも【はちみつ】なので、成分的にはほぼ普通のはちみつと同じです。栄養素一部を除いて同じです。
マヌカハニー効果(各文献から参考)
参考文献から効果効能をお伝えします。
抗菌・抗炎症作用(効果を保障するものではない。)
マヌカハニーは抗菌作用や抗炎症作用も期待されています。
口内環境の維持(効果を保障するものではない。)
マヌカハニーは抗菌作用があるため、口内環境の維持に役立ちます。虫歯や歯周病の研究もおこなわれているようです。また、マヌカハニーの抗炎症作用が口内炎対策につながることも期待されています。
はちみつを食べると虫歯になりにくいは本当か?
美容のサポート
マヌカハニーは美容を意識する人におすすめです。寝る前のはちみつも最近推奨されています。
食べるときの注意すべき点
マヌカハニーの摂取量は1回5g~10gほどが目安です。世界保健機関(WHO)のガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」では、はちみつや砂糖などの糖類摂取量を1日25gほどに抑えると健康にいいとしています。なお、日本人の糖類消費量は2021年時点で1日平均39.5gほどです。そのため、マヌカハニーは日常的に摂取している糖類とのバランスを考え、適度に摂り入れることをおすすめします。
おすすめ!マヌカハニーの食べ方|マヌカはちみつを解説
参考文献
世界保健機関(WHO)、ガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」を発表|食品安全委員会(内閣府)
マヌカハニーはボツリヌス菌感染のリスクがあります。特に、1歳未満の子どもはボツリヌス菌感染のリスクが高いです。1歳未満ではマヌカハニーをはじめとする、はちみつはもちろん、はちみつ加工品の摂取を控えましょう。またマヌカハニーは熱にもそほれほど強い食品ではありません。
マヌカハニーの種類
マヌカハニーを選ぶ際、商品ラベルに記載のUMF・MGOといった表示が参考になります。UMF・MGOはともにマヌカハニーの品質基準の指標で、それぞれの数値は抗菌作用の高さを表しています。グレードの高いマヌカハニーは抗菌作用が高い分、独特の風味があります。はじめての人はグレードの低いものを選ぶのがおすすめです。
UMF(ユニークマヌカファクトリー)
1990年代頃、イギリス人のピーター・モラン教授により、マヌカハニーの抗菌作用を表す指標として「UMF」が作られました。UMFの数値は、フェノール溶液という殺菌剤とマヌカハニーの抗菌作用を比較したものです。「UMF10+」という表示では、フェノール溶液10%と同じくらいの抗菌作用を持つとされています。
MGO(メチルグリオキサール)
2006年頃、ドイツ人のトーマス・ヘンレ教授がマヌカハニーに含まれる抗菌成分として、メチルグリオキサールを特定。その後、メチルグリオキサールの含有量に着目した指標として「MGO」を開発しました。MGOの数値が表すのは、マヌカハニー1kgあたりに含まれるメチルグリオキサール含有量。「MGO100+」なら、マヌカハニー1kgあたり100mg以上のメチルグリオキサールが含まれます。
目的に合わせた選び方がおすすめ
【手軽な栄養補給、甘味料として】
UMF5+(MGO 83mg/kg)
MGO30+
【毎日の食生活に摂り入れたい】
UMF5+(MGO 83mg/kg)
MGO100+
【健康管理が気になる】
UMF10+(MGO 261mg/kg)
MGO250+
マヌカハニーまとめ
一部マヌカハニー特有の栄養成分も報告されているが、マヌカの花からミツバチが集めた【はちみつ】であることは変わりない。日々のはちみつ生活の1商品と思って食べて頂ければいいのではないでしょうか?
マヌカハニーよくある質問
残留農薬は大丈夫?
一部報道でマヌカハニーの残留農薬問題が取り上げられたそうです。現状現在では残留農薬検査は現地ですべて行っているようです。
どこで買えるの?
マヌカハニーといえ、はちみつに変わりないので、はちみつ専門店をおすすめします。
プロポリスとは違うの?
マヌカハニーとプロポリスは全く別物です。