ローヤルゼリーもプロポリスも蜂産品(ほうさんぴん)ミツバチが作り出した健康補助食品です。ではこの二つを併用したらどうなのか?を解説します。
その前にローヤルゼリーとは?プロポリスとは?を改めご説明して、その後併用について解説します。
ローヤルゼリーとは?
ローヤルゼリーは、ミツバチが花粉を食べ、体内で分解・合成し、分泌して作られます。見た目はとろりとした乳白色で、食べるとピリッとした酸味があります。ローヤルゼリーは女王蜂の食べ物ですが、それだけではない、不思議な力を秘めています。働き蜂も女王蜂も、同じミツバチのメス。実は卵の段階では、遺伝子レベルでみても、働き蜂と女王蜂の違いはありません。卵が孵化(ふか)して幼虫となり、”ローヤルゼリーを食べ続けたミツバチだけが女王蜂になる” という不思議な力が働きます。
ローヤルゼリーの成分
ローヤルゼリーには、3大栄養素である「タンパク質」「炭水化物」「脂質」をはじめ、人の健康に不可欠な9種類の「必須アミノ酸(※)」のすべてを含む20種のアミノ酸を主体に、各種ビタミン・ミネラルなど40種類以上もの栄養素がバランス良く豊富に含まれています。※人間の体内では合成することができず、食品から摂取しなければならないアミノ酸。
各種ビタミン類については、ビタミンCを除いてはちみつの数十倍も含有。また、天然の物質としてはローヤルゼリーにしか存在しない特有成分「10-ハイドロキシ-δ-2-デセン酸」(以下デセン酸)も、近年、その有用性で注目されています。
プロポリスとは?
プロポリスの語源は、ラテン語の「プロ(前、正面)」とギリシャ語の「ポリス(都市)」。「都市への敵の侵入を防ぐ城壁」という意味を表しています。プロポリスは、植物の新芽やつぼみ、樹皮から集めた樹脂に、花粉、ミツバチの唾液、ミツロウなどを混ぜ合わせて、ミツバチによって作り出されます。樹脂や新芽には、植物が自らを保護するための優れた抗菌作用や修復作用があるので、ミツバチはこれを巣作りに利用しているのです。ミツバチは、プロポリスを巣の入り口やすき間に塗り、細菌やウイルスから巣を守っています。巣の中は温かく湿度も高いため、そのままではミツバチが外から持ち込んだ菌が増殖してしまいます。プロポリスの力を借りなければ、巣内の衛生を保つことは難しいでしょう。ミツバチにとってプロポリスは、まさに敵の侵入を防ぐ城壁。
プロポリスの成分
その成分とは、ほとんどが樹脂と蜜蝋(みつろう)でできていますが、5%ほどの有効成分が確認できています。
ローヤルゼリーとプロポリスの併用について
いよいよ今回の本題ローヤルゼリーとプロポリスを併用してもいいなか?という問題に関して、結論から問題ありません。
両方とも食品です。ローヤルゼリーの主要成分はたんぱく質と水分、一方プロポリスの主要成分は樹脂と蜜蝋です。併用することによるデメリットは特段ありません。日頃の健康補助の観点で併用していただいて大丈夫です。ただし、
併用してはダメな方
喘息等の方
妊婦の方
かかりつけ医から控えるように言われている方
乳幼児の方
ローヤルゼリーとプロポリスは、松治郎の舗(みせ)で
松治郎の舗(みせ)は大正元年創業のはちみつ専門店、伊勢神宮の門前仲町で店舗を構えております。通信販売も行っております。お気軽にご相談ください。