はちみつの値段の違いってどうやって決まるのか?外国のはちみつと日本のはちみつかなり値段が違ます。この違いはどこからくるのか?また高級なはちみつを選びからなどを解説したいと思います。
国産はちみつと外国産のはちみつの違い
・外国産のはちみつはやはり国土が広いため、やはり採れる量が全然違います。たくさんはちみつが採れればやはり値段も安くなります。
・日本の場合後継者問題が深刻です。国内の生産者の方が少なく、養蜂家も年々減少しており収穫量が少ないため価格が高騰しつつある。
・日本ミツバチと西洋ミツバチの蜜を集める量の違いと飼育方法の違い
・国内ではちみつが採れる花がなくなってきている。
様々な理由で価格に差があります。味の違いは、蜜のとれる花やその時の気候条件などによっても変わります。よって一概に安い外国産はちみつが国産はちみつより味が劣るというわけではないです。
外国産のはちみつはクセが強く、独特な香りがするものが多い傾向にあります。
ちなみに蜂蜜の種類は、お花の種類があるだけはちみつが存在します。代表的にはレンゲ・アカシア・トチ・みかん・コーヒー・マヌカ・タイム・ローズマリー・ラベンダー・リンゴ・栗・そば・菩提樹(ぼだいじゅ)・ナタネ・クローバー・百花蜜(ひゃっかみつ)、さくらんぼ、さくら。。。。。などなど
ニュージーランドに自生するマヌカの花からとれるマヌカハニーというのは希少価値が高く値段も高いですが、多彩なビタミン群のカルシウム、カリウム、鉄分を多く含み、口や胃の中の菌を退治し、ヨーグルトと一緒に食べると、ピロリ菌を抑える健康食品とされています。
高級なはちみつの選び方
値段の高いはちみつ、せっかく購入しても使えない!なんてことがあったらもったいないので選び方をご紹介します。
蜜源(お花)をチェック
はちみつは、蜜源(お花)により味の傾向が強く現れます。そこで蜜源(みつげん)をチェックしてはちみつを選ぶ事をおススメします。
草花系
草花系のはちみつの主な蜜源には、レンゲ・クローバー・そば・百花などが挙げられます。日本原産として知られるレンゲのはちみつは日本人が好むしつこくない甘さが特徴。しかし、レンゲ畑の減少やレンゲを食べる虫の影響で、現在では貴重なはちみつとされています。
クローバーは、シロツメクサから採れるはちみつ。くせが少なく、強い甘味が特徴です。そばのはちみつは、鉄分やミネラルが豊富で栄養価が高いのが魅力。黒く濃い色合いで、独特の香りとコクがあるので濃い味付けの料理に使うのがおすすめです。
草花の種類を問わずさまざまな種類の蜜を集めて作られたはちみつは百花はちみつと呼ばれます。百花はちみつは、さまざまな花の蜜が自然にブレンドされているので花の香りが強いのが特徴です。
樹木系
樹木系のはちみつは、アカシア・菩提樹(ぼだいじゅ)・トチなどがあります。アカシアはちみつは、ニセアカシアの木に咲く花から採れる蜜です。開花期間は約1週間とわずかで、はちみつを採取できる期間も短いのが特徴。しつこくない甘さが特徴で、はちみつ独特の甘さが苦手な方にもおすすめです。
菩提樹のはちみつは、ハーブのような爽やかな香りが特徴。強い甘みと、爽やかな味わいで、ヨーロッパを中心に高い人気があります。紅茶やお菓子の香りづけにもぴったりのはちみつです。
それぞれの枝に小さな白い花を咲かせるトチの花は、コクと優しい甘さが特徴のはちみつ。独特の花の香りがあり、焼いたパンに塗って食べるのがおすすめです。
柑橘系
フルーツ系のはちみつは、みかん・りんご・さくらんぼなどがあります。クセの少ないみかんのはちみつは、爽やかな酸味を感じる味わいが魅力。柑橘系の爽やかな味わいなので、果物やヨーグルトとマッチするのでぜひ試してみてください。なお、みかんの花は、ミツバチがあまり活動しない雨の多い時期に咲くため、採取が難しいとされています。
りんごのはちみつは、りんごの風味がほのかに香り、しつこさのない甘さが特徴です。クセが少ないため、さまざまな料理と相性が良く、スイーツ・煮物・パンなど幅広く使用できます。
ラズベリーのはちみつは、ほのかなベリーの香りが特徴。紅茶やスイーツにかけて食べるのがおすすめの食べ方です。女性から人気が高いはちみつです。
ハーブ系
ハーブ系のはちみつは、ラベンダー・ローズマリー・タイムなどが挙げられます。ラベンダーのはちみつは、華やかな花の香りが特徴。優しい甘さで、かすかに酸味が感じられる爽やかな味わいです。口の中でラベンダーの花の香りが優しく広がります。ハードチーズ・紅茶との相性がよいはちみつです。
ローズマリーは、ハーブ独特の香りが魅力ですが、香りはほのかでコクと酸味が感じられます。紅茶や料理のアクセント付けに利用するのがおすすめです。
タイムは、はちみつの王様とも呼ばれ、生産量が少なく、高価な傾向があります。独特な強い香りが特徴。ハーブ特有のから味があり、好みが分かれる味わいです。
産地をチェック
はちみつには、国産と外国産があります。容器ラベルに原産国を記載することが規約で義務付けられているので、ラベルを見て産地をチェックしてみてください。
国産と外国産の大きな違いは、はちみつの水分量です。はちみつの品質基準のひとつに、水分含有割合が定められています。国産はちみつは22%以下、外国産は20%以下です。日本は湿度が高く、海外に比べて水分の少ないはちみつの採取が難しいため、基準値が外国産よりも2%高くされています。
外国産の方が、香りや味を濃く感じやすいのが特徴。しかし、国産はちみつの味わいが薄いというわけではありません。個性的で、特有の甘味や香りを楽しみたい方は外国産、上品な甘味や優しい香りを楽しみたい方は国産がおすすめです。
価格をチェック
高級はちみつは、安いモノでも数千円、高いモノは1万円を超えるモノまであり、価格の幅が広いのがポイント。同じ高級はちみつでも、内容量によっても価格が変化するので、食べる量や用途によって選んでみてください。
内容量が少ないモノは、ちょっとしたプレゼントにぴったり。いろいろな種類のはちみつがセットになったモノであれば、食べ比べができます。お気に入りの味を見つけてみてください。
まとめ
高級なはちみつを購入して、失敗なんて嫌ですよね?そこで今回は国産はちみつの価格がなぜ高いのか?を解説しました。効果効能というよりは希少性により価格が高くなる傾向にあります。どのようにはちみつを使うか?使い方ではちみつを選ぶのが一番いいと思います。