インターネットやスーパーなどで気軽に買えるはちみつ。でもみなさんそもそも【はちみつ】どのように選んでいますか?今回は正しいはちみつの選び方、ポイントや用途別の選び方などを解説します。
はちみつ選びのポイント
ここでは皆さんが関心のあるはちみつ選び方である5つのポイントから解説します。
産地
はちみつを購入する方はこのはちみつがどこで採蜜(さいみつ)されたか?を気にする方が多いです。はちみつは蜜源の違い、つまり花の種類によって香りや風味がそれぞれ異なります。
市販されているはちみつは、大きく分けて国産品と外国産に分けることが可能です。国内において、はちみつ生産量の多い都道府県と生産量を表にまとめました。
1位 中国 33,821トン・2位 アルゼンチン 4,907トン・3位 カナダ4,053トン・4位 ミヤンマー1,291トン・5位 ハンガリー1,139トン
輸入量の大半を占める中国産はちみつは、菜の花ベースの百花蜜・アカシアはちみつ・レンゲはちみつが主流となります。ハンガリー産アカシアはちみつは、上品でさっぱりとした甘さが特徴です。
他にも、海外産のはちみつは国産品にない独特の個性を持つはちみつがあります。クローバーの蜜から作られたカナダ産はちみつは、豊かな花の香りが特徴で、世界中の人々から愛されています。
また、マヌカ花から採取され、高い殺菌力で人気を博した「マヌカハニー」は、厳しい品質基準をクリアしている人気のはちみつです。
メーカー
はちみつ専門店から健康食品メーカーまで、はちみつ製品を扱うメーカーは、国内だけでも150社以上存在します。はちみつを選ぶ際には、パッケージのラベルで製造者名まできちんとチェックすることが大切です。
参考までにミツバチの飼育を実際おこないはちみつの販売までてがけている業者や目でははちみつの良い悪いなど見分けできないので、自社ではちみつ検査ができるところなどを選ぶのがいいのではないでしょうか?
花の種類
製品によってそれぞれ蜜源が異なります。はちみつに多いのは、アカシア、みかん、レンゲ、とち、そばなど。特定の1種類の花からではなく複数の花の蜜を集めたものは「百花蜜」と呼ばれています。
そばなどは香が強くコクがある。といった具合に、色、香り、風味が各種異なります。蜜源にもこだわって選んでみて。参考までに日本の蜜源植物の面積も参考に
はちみつ選びに迷ったら、無料はちみつ診断へ
製造方法
はちみつを巣から採取する方法は、遠心分離機の使用が一般的です。作業の際には、粘り気のあるはちみつを効率よく取り出すために、事前に保温室で温めて使用することもあります。気温が低いと粘り気が強く、取り出し難いためです。
製造工程においても同様で、異物除去のため微細なフィルターに通すため瓶詰作業を容易にするといった理由から、低温(55℃以下)で加熱することもあります。
はちみつの栄養素は熱に弱いため、温度管理には細心の注意を払いながら製造しています。
見た目
見た目の透明度や結晶の有無からも、はちみつの品質を見分けることは不可能です。プロの養蜂業者でも味や色などは確認できますが、残留農薬や偽和物(ぎわぶつ)を見た目で見つけることは不可能です。ですから、自社ではちみつの検査をされているところをおすすめします。
用途別はちみつの選び方
はちみつはお花の種類で味や香りが違うので、はちみつの用途別でのはちみつ選びをご紹介します。
パンやヨーグルトに使用
パンやヨーグルトには、ほぼすべてのはちみつが相性がいいです。
一般的な百花蜜(ひゃっかみつ)をお選びください。また、ヨーグルトには柑橘系のみかん・リンゴはちみつもおすすめです。
料理などに加熱して使用する場合
はちみつは、過度に加熱(55℃以上)すると成分中の酵素が破壊されてしまいます。長時間(15分)、熱(55℃以上)を加えずに食べることが一番です。
ただ、はちみつの利点は栄養面以外にもあります。白砂糖と比較して、高糖度で低カロリーなはちみつは、料理の調味料としても使用可能です。
料理やお菓子作りの甘味料として、また煮物料理の艶出しや隠し味として使用する場合は、火を切ってから(余熱段階で)はちみつを使用してください。
ご贈答に
自然食品派の人や、美容や健康面を気遣う人への贈りものにもはちみつは最適です。お中元やお歳暮はもとより、出産祝い、内祝い、七五三内祝、入学内祝い、結婚式・結納の引出物、挨拶回り、長寿のお祝い、快気祝、上棟祝・建前の引出物、記念日にも喜ばれます。
まとめ
今回は正しいはちみつの選び方を、5つのポイントと3つの用途からはちみつマイスター監修のもと解説しました。是非はちみつ選びの参考にしてください。
安心なはちみつをお探しの方は、大正元年創業の松治郎の舗(みせ)
伊勢神宮のおひざ元に大正元年から創業している、松治郎の舗(みせ)
はちみつ通販も行っております。