コーヒーに甘さを加えるために砂糖やガムシロップを入れるのが一般的なのですが、「はちみつ」を入れる方も近年増えてきており、海外系のコーヒー専門店では、ガムシロップなどに並んではちみつが置かれていることも見られるようになってきました。
さらに最近の研究では、コーヒーにはちみつを入れることにより体に良い効果があるという研究もすすみ益々コーヒーにはちみつを入れるトレンドが高まっています。はちみつとコーヒーの相性も悪くなくのではちみつとコーヒーのマリアージュについてご説明します。
はちみつコーヒーとは?(コーヒーアレンジ)
読んで字の通りコーヒーに甘みや風味をつけるためにはちみつを入れて飲むヨーロッパから流行りだした嗜好(しこう)です。コーヒーに甘みを付けるためには砂糖(上白糖)を入れるのが一般的ですが、はちみつを入れることでいつもとは違った甘みや風味を楽しむことができます。コーヒーを楽しむアレンジの一つです。
ただし、だからと言ってどんなコーヒーでも言い訳はなく、はちみつもどんなはちみつでも言い訳ではありません。お互いがマッチしないと味が美味しくないということも発生しますのでご注意ください。
よって実際にはミルク(牛乳)も一緒に入れてはちみつミルクコーヒーにすることが多いです。エスプレッソとの相性も良いのでエスプレッソにミルク(牛乳)とはちみつを入れたものは海外系のコーヒー専門店でも多く提供されています。 ちなみにコーヒーにはちみつとミルクを入れた飲み物はスペインでは伝統的に飲まれており「カフェ・コンレーチェ」という名前で親しまれています。
はちみつコーヒーは美味しいの?
結論から言いますと、相性のいいコーヒーと相性のいいはちみつのマリアージュはどなたも認めるほど美味しいものになります。
はちみつを入れたコーヒーは、砂糖よりも甘さとなんと言ってもコクが感じられるのが特徴的な味だと思います。元来はちみつに多く含まれている果糖がコクがあって、麦芽糖には旨味成分があると言われているんですね。これがコーヒーの風味と相性がよく、味わいが深くなっていると思います。
はちみつコーヒーの効果・効能
はちみつは砂糖よりコクがあり、コーヒーの味わいにさらに深みを出すことができます。カロリーは砂糖の80%、甘さも砂糖の2倍といわれており、砂糖よりも少しの量で甘さを出すことができます。そして150種を超える栄養素を含み、ただコーヒーに入れて摂るだけで日常の栄養補給にも役に立ちます。
はちみつ栄養分
はちみつにはビタミンB1・B2、ミネラルなど、150種類以上の栄養素が含まれています。はちみつの成分であるビタミンB1は疲労やストレスの回復、ビタミンB2は肌荒れやにきび、髪のぱさつきを防ぐ働きをすると言われています。
そのほか、ミネラルは体内の組織を構成する働きをし、体の調子を整えます。また、はちみつは消化吸収も良く、効率よくエネルギーを吸収できるため、体が弱っているときでも簡単に栄養を摂れる嬉しい食品です。
砂糖は糖分が豊富ですが他の栄養素はほとんどありません。一方で、はちみつにはビタミン、カルシウム、鉄分といった27種類のミネラル、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールなど150を超える成分が含まれています。 そのためにはちみつをコーヒーに入れることで普段よりも多くの栄養分をとることができるというメリットがあります。
はちみつには150を超える栄養素が含まれており、コーヒーにも健康に好影響を与える成分がいくつか含まれています。そのために日々の健康を気にされている方には効果などがあると言われています。また疲労回復もあるので、体調を整えたい時にもはちみつコーヒーは効果的ではないでしょうか。
ダイエットに
はちみつは砂糖に比べると、低カロリーなのでダイエットにもおすすめです。砂糖とはちみつ100g中のカロリーは
このように、はちみつのカロリーは砂糖に比べ約100Kcalも低いので、太りたくない方も安心して飲めますね。また、コーヒーもブラックコーヒーなら6kcalとカロリーが低めです。
美容や健康を考えるなら、コーヒーにはちみつを入れて飲んだ方が効果的といえるでしょう。
美容
に期待
コーヒーには、ダイエット効果がある成分が含まれていると言われており、コーヒーに含まれているカフェインには、体脂肪を燃焼させる効果があり、ダイエット中の方にはおすすめのようです。
そのほか、クロロゲン酸はメラミンの生成や取りこみを抑える働きもあるんだとか。
また、はちみつも保湿力が高く、肌の水分補給に役立ちます。そのほか、はちみつには新陳代謝を良くする効果もあるため、コーヒーにはちみつを入れて飲むと美容にも良いと言われています。
コーヒーにはもともと脂肪燃焼効果やむくみ、シミの予防効果などがあります。一方ではちみつもビタミンやミネラルを含んでおり、ニキビ予防、アンチエイジング効果、肌の乾燥を防ぐ保湿力などがあります。 このようにコーヒーにもはちみつにも美容効果があります。そのためにはちみつをコーヒーに入れて飲むことで美容に対して相乗効果を期待することができるのです。
喉の痛みや咳対策
はちみつには保水力と殺菌力があり、炎症の原因である雑菌を殺して喉を潤し保護する働きがあります。また、はちみつの主成分であるブドウ糖は体に速やかに吸収され、すぐにエネルギーとなります。
季節の変わり目などで弱った体を回復させ免疫を上げることができます。
一方、コーヒーに含まれるカフェインには抗炎症作用があり、炎症を起こしている粘膜を鎮静させる働きがあります。気管支拡張作用があるキサンチンも含まれているので、気管が広がることで呼吸をしやすくなり咳の発作を楽にすることができます。
はちみつコーヒーの喉の痛みや咳に対する効果は研究で実証されています。ペンシルバニア州立大学で行われた研究では、コーヒー粉末とはちみつを混ぜてペースト状にしたもの服用することで一般的な咳止め薬よりも効果があったという実験結果も報告されています。
はちみつコーヒーの作り方
ホットミルクを使う作り方
単純にコーヒーにお砂糖代わりにはちみつを入れればいいだけですが、はちみつとコーヒーの相性がマッチしないと美味しくないので、誰でも家で簡単に作ることができる方法で、ホットミルク(牛乳)を使用するやり方をご紹介します。
用意するもの
必要な材料はコーヒーとホットミルクとはちみつのみです。作り方の手順としてはまずホットコーヒーにホットミルクを半分ずつくらい入れて、そこにはちみつを入れてよくかき混ぜれば完成です。
はちみつとコーヒーだけの作り方
用意するもの
厳選したコーヒーと厳選したはちみつ
コーヒーの種類から選びたい
コーヒーも種類が多数あるのでここでは代表的に酸味が強いコーヒーと濃く苦味が強いコーヒーを厳選してはちみつを紹介していきます。
酸味が強く感じられるコーヒーには、いつものコーヒーがフルーティーな口当たりになります。
濃く苦味の強いコーヒーには、相乗効果で香ばしさがアップするだけではなく、苦味も程良く残るため飲みごたえのある1杯に感じられると思います。
コーヒーに入れるはちみつの選び方
酸味が強く感じられるコーヒーには?
同じく酸味のあるミカンやリンゴやレモンやチェリー系といった、柑橘系のはちみつを入れるのがおすすめ。コーヒーと合わせることでジューシーさが引き立ち、いつものコーヒーがフルーティーな口当たりになります。
濃く苦味の強いコーヒーには?
マヌカハニーや日本ミツバチやそばはちみつやアーモンドやナッツ、くりなどのはちみつを入れてみてはいかがでしょうか。相乗効果で香ばしさがアップするだけではなく、苦味も程良く残るため飲みごたえのある1杯に感じられます。
はちみつコーヒーを自分で作る際の注意点
はちみつコーヒーは、メリットが多く、デメリットの少ない飲み物です。しかし、注意するべきポイントがいくつかあるため、以下の項目で紹介してきます。
1歳未満の乳児には飲ませない。
1歳未満の乳児にはちみつコーヒーを飲ませる方はいないと思いますが、念のためはちみつには、「ボツリヌス菌」が含まれていることがありますので、乳幼児には食べさせないでください。またコーヒーに含まれるカフェインも、赤ちゃんの体には刺激が強すぎる成分です。
子供はまだ胃腸が未発達なので、摂取したカフェインの効果が大人の20倍以上も強く作用してしまうと言われています。
飲み過ぎはダメ
コーヒー自体は、一杯7kcal程度の低カロリーな飲み物です。しかし、はちみつには大さじ1杯あたり60kcalほどのカロリーがありますし、ミルクを入れた場合はさらにカロリーが高くなります。
1日に1〜2杯程度なら問題ありませんが、健康や美容にいいからといって飲みすぎるとカロリー過多になってしまうため注意しましょう。
まとめ
コーヒーにはちみつを入れる効果・効能等をご紹介しました。是非一度はちみつコーヒーを試していただければと思います。はちみつとコーヒーの組み合わせは無限大にあります。是非皆様で最高のマリアージュを見つけていただければ幸いです。
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